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日本野球の強さは「間」にあり。【3月14日キューバ戦・観戦記】


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【2017.3.14. 23:50 執筆完了】

WBC第二次ラウンド、日本対キューバ戦を観てました。(TV前ですがw)

きょうのキューバ戦を両日5~6回あたりから感じたことを書き綴ったまでです。

 

いや読者の皆さん、検索しておいて「溜め」になることでなくてホント失礼。

「御託はいいからさっさと仕事しろ」という言葉は置いておいて、強い侍ジャパンを言語化したいと思った次第なわけで。

 

 

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エース・菅野智之投手を擁して、かつて赤い稲妻と呼ばれた元・謎の軍団キューバに挑んだ、314日。

ユリエスキ・グリエルやアルフレッド・デスパイネフレデリク・セペダのおかげで少し親近感の湧く、キューバの選手達。それでも強いというのには間違いない。

 

5回までシーソーゲームの展開となり、がぶり四つの取っ組み合い。

押しつ、押されつの展開で6回に勝ち越されつ、同点に並ぶ。

 

そうして迎えた8回のターニングポイント_。

 

先行のキューバはここまで2,4,6回と偶数回で得点を重ねている。

正念場の8回に差し掛かった。

 

不振の3番・セペダ選手からでは流れが悪いか。

打ち取るも、4番のデスパイネ選手が力で押し切るヒットで出塁。

 

5番には、この日ホームランと二塁打と、恐怖の5番グラシアル選手。

打率.500と、二回に一つはヒットを打ってくる、最も打たせてはならない相手。

 

 

勢いそのままに、ヤクルトの好投手・秋吉亮投手の初球ストレートを仕留めにかかった。

打球は_わずかに伸びない。わずかに芯を外したボールは、右翼のフェンス前で青木選手のグラブに収まった。

ポイントゲッターの猛攻が、一球で終わった_。

 

これが、何を意味するか?

日本代表は、最大限、張り詰めた緊張から解放されたのである。

もう1,2球待っていたら結果は変わったかもしれない。

 

さぁ後は時間をかけてもいい場面だ。

35歳のベテラン・サーベドラ選手との持久戦。

5球目で秋吉に軍配が上がり、流れを引き寄せた。

 

 

_この瞬間、ふと「風車の理論」が頭をよぎった。

昔プロレスラー、今代議士のアントニオ猪木の代名詞のひとつだ。

 

「正面から受け止めるよりも、むしろうまく受け流してやれ」という理論だ。

 

秋吉投手が、豪快に三振に取ってしまってもよかったかもしれない。外低めスライダーで内野ゴロに引っ掛けさせてもよかったかもしれない。

 

しかし、外ストレートという選択が、むしろ大飛球もスタンドに届かずというギリギリの結果をもたらした。これが、8回の反撃には、一番もってこいの展開となったのかもしれないと_

 

 

 

 

さぁ逆転の時、来たりし8回ウラの攻撃

坂本選手凡退のあと、7番松田選手がキューバ側のエラーで出塁。

畳み掛けるように秋山選手が左中間にヒットを放ち、一、三塁。

 

小久保監督は勝負に出た。

「勝ち試合では起用し続ける」と言った小林捕手を退かせて、内川選手を代打に送り、粘りに粘って、見事犠牲フライで勝ち越した。キューバの足が崩れた。

 

その一瞬を逃さない、ニッポン。

直後の一球目、山田選手の一振りで、キューバを一気に詰め寄った。

2ランHRで、一気に土俵際まで追い込んでゆく。

 

菊池選手も7球粘り、付け入れそうな雰囲気は一切出さないまま、8回が終わる。

大勢は決した。

 

守護神・牧田投手と彼の同僚・炭谷捕手が試合のクローザーとしてグラウンドに立ち、最後はまったく寄せ付けるような雰囲気のないままに3人で締めくくった。

 

正面から迎え討ち、終盤で一気に覆す「横綱相撲」とはまさに今日の試合のことを指すだろう。いや「風車の理論」のように、相手への賛辞とともに得た勝利か。

 

 

試合後の会見で、小久保監督は、

「(不振が続いていた山田哲人選手は)今日は練習から良かったので、打つという話をしていたら、本当に打ちました」と話す。

 

信ずれば、揺るがない。

そんな小久保監督の芯の強さを、垣間見た。

 

この僕の身の上は大変だけども、

「あぁ本当にいい時代に野球が観れて幸せなんだな」と感じる、2017年の春。

 

 

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筋書きを作る、ゲームメイク力は、一日の長だと感じたオランダ・キューバの2連戦でした。

 

今日は、注目のイスラエル戦ですね。

皆さん、よい春休みを。

 

 

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