【コラム】日本ハム・大田泰示がこれから7年活躍する、これだけの理由


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※【 はじめに】

この記事は私、「北のウォーリー」こと片岡慎悟のコラムです。

10年来日本ハムを応援し、プレー歴15年を数える私の観点から書きます。

もし興味が出てきたら右の記事や、いま滞在している高知県のお話もチェックしていただけると嬉しいです!

 

 

平成28年(2016年)11月2日、日本一になって間もなくトレードの一報が入りました。

巨人・大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)と、日本ハム吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)による「2対2」の交換トレードが成立したことが2日、スポーツ報知の取材で分かった。

【巨人】電撃トレード! 大田&公文と日本ハム・吉川&石川慎の2対2で成立 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

2012年MVPの吉川光夫投手を放出したこのトレードは「日本ハムの大損」と言われる中で、なぜこのトレードが成功する要素があるか…?

 

大田選手ひとりに絞って、ここに記します。

 

 

【大田選手がこれから活躍する、3つの理由】

 

 

①大田選手の巨人時代は、プレッシャーだらけ。

裏を返せば、

「開き直れる環境」「自主性を尊重し、存分に磨ける環境」に身を置くことができるという幸運を、大田選手は掴んでいます。

 

まずは、大田 泰示(おおた たいし)選手について経歴を。

1990年、広島県生まれ。 188cm 95kg。

原 辰徳さんに憧れ、神奈川・東海大相模高へ進学。

1年秋には4番に座り、2年秋には主将を務める。高校通算HR65本、デレク・ジーター*1を彷彿とさせる大型遊撃手であったことから、2008年冬に読売巨人軍にドラフト1位で入団。松井秀喜以来の"背番号55"を与えられ、相当の期待が込められた選手であった。

2009年,2010年と二軍の試合ではあるが、

・2009年:打率.238、17本塁打、56打点、16盗塁

・2010年:打率.265、本塁打21、打点70 を記録し、将来を渇望される選手であった。

 

しかし、2009年から2016年の8年間で一軍では9本塁打しか記録できず、

2016年11月に吉川光夫・石川慎吾との交換トレードにより、公文克彦と共に北海道日本ハムファイターズへ移籍した。

 

当ブログでも書いた、栗山監督は大田選手をこう評します。 

 

巨人の4番を打った素材。そういう状態にあるということ。

どうして調子が上下するのか? あれだけバットが振れる、足もある。

逆に『どうして』と聞きたい。

11月4日 栗山英樹監督 トレード会見でのコメント

 

 

たとえどんなにボロクソに言われども、腐っても鯛、いやドラフト1位。

その裏付けは?

188cm95kgの立派な身体に、50m走6.1秒の俊足

 

そして、かつて背負わされた、

松井秀喜以来の背番号55」

読売巨人軍第81代目4番打者」という肩書き。

この過去が、「誰にも負けぬ個性を持っている」事実をもの語っています。

 

逆に、誰もが松井秀喜という理想像になることを、

無意識に期待し、押し付けていることがプレッシャーだと知らずに…

 

 

 

さらに栗山監督はこうコメントを続けました。

(大田選手に)お願いしたのは、"思い切りやってくれ"ということ。

打席に入って、フルスイングで3回三振してもいい。そういうのがあれば、必ず前に進む。そんな話をした。

11月4日 栗山英樹監督 トレード会見でのコメント

 

 

②大田の獲得は中期的戦略であり、裏付けある補強である。

大田選手の獲得はいわば、"実験"とも言えることかもしれません。

普通、"ホームランバッター"と呼ばれながら8年間で9本しか打てな買った選手に、どの球団が欲しいと思えるでしょうか。

普通ならどの球団も手をつけないはずです。

 

しかし、日本ハムは真っ当なリスクを取ります。

MVP投手に24歳のホープを放出してまで、大田選手を採りました。

なぜなら、主力であった陽岱鋼選手の後釜が絶対的に必要だったのですから。

繰り返すが、陽岱鋼の守備は絶対的な安心感をもたらす。 

 

陽選手には 絶大な守備の安心感をもたらす好選手です。

 

しかし、陽選手には「怪我への耐性」が失われていました。

事実、2013年に「47盗塁/成功率8割以上」を記録した走力は落ち、2016年には「5盗塁/成功率5割」と、精度・そもそもの施行する数が出せなくなっています。

 

これから、年間を通して一軍に居られる可能性は低いかもしれない。

ならば、陽岱鋼に取って代わるなら、この類い稀な身体能力に並べる選手は…?

 

大田選手には高校時代より持っている身体があります。

日本ハム球団が目をつけたのも、この未知数のポテンシャル故にでしょう。

 

 

 ③言葉の力で、ドラ1戦士は再生するのか?

さらに、大田選手を観てみたい理由があります。

 

「伸び悩んだ」 「無理だ」「未完の大器で終わる」と言われた一人の選手が、

言葉の力によってどれほどまでに変化し、成長し、どんな悟りを得てゆくのか?

 

この一点に尽きると思います。

 

批判を承知で言うならば、

・大田選手は、"松井の後継者"という過剰な期待度に応えられる器を、(当時は)持っていなかった。

・当時のチーム事情や否が応でも注目するメディアが近いという特殊な環境

坂本勇人以来の高卒レギュラー選手が育てられない、劣化したチーム体制

 不幸にも彼が活躍できず、くすぶった理由は以上の3つでしょう。

 

読売新聞記者の吉原 淳(よしわら じゅん)氏は、著書で以下のようにコメントしています。

 この年(2013年)のフォームは、2012年にホームランを打った時のフォームとはずいぶん変わっていた。というより、大田のフォームは毎年、いや見る度に変わっているといっても過言ではないくらい変わっていた。

 

 様々なアドバイスがあった影響があるのだろう。大田のようなポテンシャルに恵まれた選手は誰でも指導したくなる。(中略)

 

 あるいは、いろんなアドバイスを聞きすぎて、バッティングが固まらない可能性もある。大田のバッティングは悪い方向に進んでいるように見えた。

「大田泰示 秘められたその才能 ~だから私は期待する~」 吉原淳  より引用

 

大田選手もまた二物も三物も才能を持った選手です。

本人が望めば遠くに飛ばす選手にも、コツコツ当てて脚の速さを生かした選手、どちらにもなれたはずです。加えて市場価値からしても、遠くに飛ばす選手となる方が稀少となれたはずです。本人もそれを望んでいたはずです。

 

しかし、どちらかに振れる猶予は与えられなかった。

「打点が少ない」はたまた「打率が低い」「守備が雑…」と一気に3つ、4つと合格しないといけない余裕もない環境。

 

球団としても、複数のことに目を瞑ることのできない状況だったのだと推測されます。

 

 

 

もしこれで数年後、一定の成功を収めるに至ったのであれば双方のファンにとって嬉しいこととなるはずです。

 

大田泰示。190cm近い巨体を持つ彼が、どんな選手となってくれるか、その才が花開くのではないか…?大いに期待したいところです。

 

 

監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略 (光文社新書)

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※2017.5.5 追記 大田選手の"一日一善"に期待!

さて、去る4月末に一軍に昇格した大田選手。

移籍後初ホームランに、サヨナラヒットと、1日1ナイスプレーを続けています。

 

すでに、巨人時代8年間の通算ホームラン数を超えました(2017.6/24現在)

youtu.be

 

昨季までドラフト1位で入団した巨人で、期待されながら伸び悩んだ。

大田はその理由を「プレッシャーとの闘いもあった」と振り返る。劇的な一打も、今までなら打てなかったかもしれない。

 

「代打も出されず、以前との違いも感じたし、自信も付く」 

たくましく、生まれ変わりつつあった。

日本ハム大田 サヨナラ打生んだ「巨人との違い」 - 野球 : 日刊スポーツ

 

大田選手の一日一善にこれからも期待しております。

 

 

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日本ハムコラム」はこちらもどうぞ。

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*1:アメリカMLBニューヨーク・ヤンキースの遊撃手。打撃・守備が素晴らしく、1994~2015年の20年に渡って活躍した