片岡、100年越しの故郷へ。

Return to My roots, from Hokkaido.

「シン・ゴジラ」を観て、12年前の感動を呼び覚ました話。


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今週のお題「映画の夏」

 

 

どうも、片岡(@KT_Okey)です。

シン・ゴジラ、観てきました。

 

 

 

映画に造詣の深い友人から

庵野スゲェ!これは確実に今年の映画一位になるね!」

「ポリティカル・フィクション(政治を題材にした作り話)の色が濃い、怪獣映画としては異色な作品」

 

という感想を漏らしていたので、さっそく観てきました。

 

映画会社「東宝」単体でのゴジラ映画は12年ぶり。ワクワクしながらスクリーンへと向かうあの感動が蘇ってきました。

 

 

映画自体のネタバレをしない程度に、過去のゴジラ作品と比べて、

「アァ、シン・ゴジラ見てよかったなぁ〜」

と思えた、観るべきポイントをまとめてみます。少しばかり、少年時代の回想も絡めて、ありのまま書いてみました。

 

 

①61年ぶり2本目、怪獣映画の皮をかぶった「政治映画」としてのゴジラ

元々、ゴジラというキャラクター自体、1954年当時社会問題となっていた核兵器」の象徴として誕生しました。当初の映画『ゴジラ』シリーズでのゴジラは、存在そのものに強いメッセージ性を持っていたのです。

 

それがモスラキングギドラメカゴジラというライバルと言える怪獣の登場……ゴジラ自体のメッセージ性が薄れていき、「怪獣VS怪獣の戦闘映画」へと変化。

 

そうして、戦闘映画として大衆受けを狙った作品へとシフト、徐々にストーリー構成にマンネリが生じるようになりました…。

 

今回の映画は、2011年の東日本大震災福島第一原発事故の印象が残ることからも、

ゴジラ作品の持つメッセージ性」に回帰し、徹底した政治劇を描いた作品になっています。

 

 

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※下記ブログが、ゴジラ作品の変遷をよく記しています。

高度成長期の1960年代、カラーテレビに淘汰される映画業界の苦悩、そしてゴジラ映画の魅力だった「破壊性」「メッセージ性」が失われていった点を指摘しています。

baphoo.hatenablog.com

 

……そうそう、記憶がある範囲で言えば、ぼくは1990年代の作品から見ていたんですよ。僕だってれっきとした男の子でしたし、ウル◯ラマン、◯◯レンジャーをはじめとした「戦隊モノ」「怪獣モノ」が大好きでした。

 

ゴジラ」は毎回のように欠かさず見ていましたね。ただ、そんな僕も幻滅したのは「とっとこハム太郎」との二本立てだった時ですかね。もうここまでお子様向けにしやがったかぁ…という気に。

オマケで「ゴジハムくん」なんてストラップもらってもなぁ…という子供心ながらもの悲しい気分でいました。

 

(確か、ゴジラ開始までの40分間、寝ていた気がします)

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②災害への恐怖・影との戦いを描く

①で述べた通り、シン・ゴジラはまさに、1954年の作品「ゴジラ」の再来とも言える作品です。

1954年当時の作品は「反・原子力兵器」という政治色濃いイメージを反映しています。

今回の作品は「日本政治VS災害」というべき作品でしょうか。

 

特段、イデオロギーについて言及・意図した作品ではないですが、我が国の近未来に一石を投じる作品です。考察するきっかけになる作品だと感じます。

 

 

 

③2000年代の作品に幻滅した人々へ、カウンターパンチ。

 

 

平成以後のゴジラ、特に2000年以後の作品に対しての評価もかなり辛辣でした。

何といってもここ最近のゴジラはひどかった。リアリティゼロの3流子供映画に成り果てた、あんな半端なシリーズをダラダラと続けることに何の意味があるというのか? あんなものを毎年作ったところで、監督にも映画会社にもいつまで古臭い事やってんだというマイナスイメージにしかなるまい。旧態依然とした近年のゴジラシリーズの残滓を、完膚なきまでに破壊した北村監督と東宝の担当者に、まずは喝采を送りたい。

この完結編で世間のファンたちにゴジラ論議のひとつも巻き起こして、ニーズが増えたら復活させるというわけか。まあ、それが上手な商売というものだろう。そういう観点からすれば、惰性で続けるよりはぶっこわしたほうがずっといい。

  ー超映画批評 「ゴジラ FINAL WARS」よりー

 

怪獣総集結!というようなオムニバス形式でジャンジャン怪獣が出てきて、ゴジラに倒される…そしてなぜか登場人物がいきなりアクションって…これゴジラ映画だよね?

といった2000年代のゴチャゴチャとした感じが(悪い意味で)忘れられないという方にも。

 

とても新鮮に、ゴジラシリーズを見ることができるはずです。

 

 

誰かにオススメする使命を帯びた、映画「シン・ゴジラ

震災以後、めまぐるしく価値観が変化していると思います。

 

あれほどヒーローとして描かれたゴジラが今度は災害・恐怖の象徴として描かれる…

その圧倒的な恐怖を目の当たりにしながら、それぞれ自らが思うことを整理してみてはどうでしょうか。

 

 

※見に行った映画館

hlo.tohotheater.jp